こんにちは。
川口市新井宿にある歯科医院、アール歯科クリニック新井宿です。
まだまだ暑い日が続きますね。
熱中症対策としても水分補給は大変重要ですが、
炭酸飲料やスポーツドリンクを好んで摂取されている方はいらっしゃいませんか?
実はそれらの酸を含む飲み物は、歯のエナメル質を溶かしてしまう恐れがあるのです。
強い酸がお口の中にあると、歯の表面を覆っているエナメル質が分解して溶けてしまいます。
するとその下の象牙質がむき出しになり、冷たいものがしみるようになったり、歯がうすくなったりといったお口のトラブルが起こりやすくなるのです。
このように酸によって歯が溶かされる病気を酸蝕症といい、近年増加傾向にあります。
それではどんな飲食物に酸が多く含まれているのでしょうか。
◆高酸性度
炭酸ドリンク・梅酒・ワイン・フルーツ類・ドレッシング・スポーツ飲料など(pH2~4)
◆エナメル質が溶け始める酸性度pH5.5
野菜類・肉類・ビール・紅茶など(pH4~6)
◆低酸性度
魚類・チーズ・米・パン・牛乳・ミネラルウォーターなど(pH5~7)
エナメル質の臨界はpH5.5といわれますので、それ以下の数値の酸性度の食品・飲料を摂取される場合は注意が必要です。
具体的には、酸性度の高い飲食物を摂取したあとは水やお茶を飲むように心がけたり、
唾液の分泌が少なくなるスポーツ後などは酸性度の高い飲み物を控えたりすることで予防につなげることができます。
酸性度の高いワインなどは酸蝕症のリスクの少ないチーズと一緒に楽しむなど、食べ合わせを工夫したりするのもよいですね。
飲食をおいしく楽しくできるのは、健康な歯があってこそです。
小さな気遣いと、少しの意識で酸蝕から大切な歯を守ってくださいね!
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