こんにちは。
埼玉県川口市新井宿にある歯科医院、アール歯科クリニック新井宿です。
暑さ厳しい毎日ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今回のテーマは「フッ素について」です。
お子様は夏休みも始まり、食生活にも変化があることでむし歯になりやすくなる時期です。
この時期にフッ素で予防、考えていきませんか?
そもそもフッ素ってなに?
みなさんはフッ素をご存じですか?
歯医者さんで耳にしたり、歯磨き粉の成分表示で目にしたりすることもあるかと思います。
なんとなく「歯によい」ような響きを持つ、フッ素。
今回はこのフッ素について、改めて考えていきたいと思います。
フッ素とは、ハロゲン族の非金属で、ヒトの必須微量元素のひとつです。
フッ素は単体では自然界に存在せず、フッ化物と呼ばれる化合物として、動物や植物などすべての生き物にミネラルとして含まれています。
Fの元素記号でも知られていますね。
フッ素の安全性
フッ素に「毒」「身体によくない」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
たしかにフッ素単体では、猛毒です。
しかしフッ素は自然界ではすぐ酸化し、化合物であるフッ化物を作るため、単体では存在できません。
加えて歯科医院で使用するフッ素は安全性が確認されており、その濃度もコントロールされていますので、ご安心ください。
フッ素の働き
フッ素には歯の表面のエナメル質を修復する働きがあります。
そのため、フッ素を歯面に塗布することで、以下のような効果が期待できます。
歯の再石灰化を促す
お口の中では、常に脱灰(飲食物に含まれる酸によって歯が溶ける)と再石灰化(唾液成分による修復)が繰り返されています。
フッ素には細菌の働きを抑制し、歯から溶けだしたリン酸やカルシウムの再石灰化を促す効果があるため、歯面に塗布することで、歯を強化しむし歯になりにくくすることができます。
またむし歯になりかけた歯を、元の健康な歯へ戻す働きもあります。
酸に溶けにくい歯質へ
フッ素には歯質を強化する働きがあります。
またむし歯の原因菌が作り出す酸の生成を抑制することで、むし歯になりにくくします。
歯科医院で予防のためにフッ素を歯面に塗布するのはこういった効果を期待するものです。
また、ご自宅でのセルフケアにフッ素配合の歯磨き粉やマウスウォッシュなどを併せてご使用いただくことで、フッ素の効果をより高めることができます。
歯科医院で、ご自宅で。効果的な予防へ
☑歯科医院でのフッ素塗布
当院ではPMTCといわれる歯面クリーニングの仕上げに、高濃度のフッ素を塗布しています。むし歯になりにくい強い歯面を作るとともに、奥歯や歯間など歯ブラシの届きにくい箇所にも効果的に作用します。効果は3ヶ月程ですので、定期的にお受けいただくことを推奨しています。
☑お子様へのフッ素塗布
乳歯や生えたての永久歯は、まだエナメル質が柔らかいためにむし歯になりやすくなっています。反面、フッ素が浸透しやすいため、その効果は大きく、定期的にフッ素を塗布することで高い予防効果が期待できます。
☑セルフフッ素のススメ
表面に取り込まれたフッ素は、徐々に溶けだして効果が薄れていきます。そのため、フッ素が配合された歯磨き粉で歯磨きをすることで、歯の表面にフッ素を保持することができます。フッ素を歯面に維持するために、1日2回の歯磨きをおすすめします。
まとめ
フッ素は、お子様から大人の方までの歯に有効な予防効果を発揮してくれる、優れた成分です。上手に取り入れて、歯を強く健やかに保ちましょう!
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アール歯科クリニック新井宿では、患者様のお口に適した予防方法をご提案いたします。
フッ素塗布をはじめ、歯面のクリーニングや定期検診で、大切な歯を守っていきましょう。
お口の健康維持をお考えの方は、どうぞお気軽にご相談ください。
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